こんにちは、流行りのおしゃれなインテリアよりも、毎日の掃除が1分でも短縮されることに命をかけている、実利派管理人のレミママです!
対面キッチンのリビング側にある、ちょっとした壁とその上に載った台。
いわゆる「造作カウンター(立ち上がり壁)」。
新築やリフォームの打ち合わせをしていると、「これ、なんか古臭くないですか?」「SNSのキラキラした家はみんなフラットなアイランドキッチンだし、ここの壁を撤去してスッキリさせたいな……」と思うこと、ありますよね。
最近の流行は、境界線が一切ないフルフラットキッチン。
広々としていて、ショールームで見ると本当にカッコよくて、思わずハンコを押しそうになります。
我が家もリフォーム時に、「この昭和な壁をぶち壊して、憧れのフラットにしてしまおうか?」と真剣に悩みました。
でも、結論から言うと、私は「あえてカウンターを残す」という選択をしました。
そして住んでみて数年、心の底から叫びたい。
「残しておいて命拾いした……!フラットにしていたら今頃ノイローゼになっていたかも!」
今回は、カウンター撤去にかかるリアルな費用と、私が「残すべき」と断言する、ズボラ主婦の生存戦略をお話しします。
【キッチンカウンター】撤去しなくて大正解! ズボラ主婦が「ダサい壁」を残した3つの切実な理由
1. 撤去費用は意外と安い。だからこそ「罠」がある!
まず、一番気になる費用のリアルな数字から。
リフォーム業者さんに「このカウンターの台を取り払って、腰壁の高さをキッチン天板と同じまで下げるといくらかかりますか?」と、見積もり上のガチンコ相談をしました。
結果は……材料・工事費込みで約3万円~5万円程度でした(※配管や電気工事が絡まない場合)。
【内訳の目安】
- カウンター板の解体・撤去費用:約1万円
- 壁(石膏ボード)の下地補修:約1.5万円
- クロス(壁紙)の張り替え・仕上げ:約1.5万円
- 廃材処分費:約0.5万円
「えっ、意外と安い! なら、おしゃれを優先して取っちゃおうかな?」と思いませんか?
この「手軽な金額」こそが悪魔のささやきなんです(笑)。
建物の構造に関わらない壁であれば、半日で終わる工事。
でも、その半日の工事が、後の「365日×10年の苦労」を生む可能性があるのです。
2. 私がカウンターを「神」と崇める3つの理由
理由①:生活感の「隠れ蓑」能力が半端ない
フルフラットキッチンは素敵ですが、それは「常にショールームのように片付いている」ことが前提の美しさです。
現実はどうでしょう?
洗剤のカラフルなボトル、使いかけのスポンジ、昨日の夕食の残り、そして飲みかけのペットボトル。
これらがリビング側から1ミリの容赦もなく丸見えになります。
カウンター壁があれば、これら手元のゴチャゴチャを物理的にシャットアウトしてくれます。
急な来客があっても、とりあえず壁の裏に隠せば「あら、いつも綺麗なキッチンね」と言ってもらえる。
この「見えない=存在しない」というズボラ真理教の安心感は、何物にも代えがたいのです。
理由②:「立ち上がり高さ」こそが聖域
皆さんは「立ち上がり」の適切な高さを知っていますか?
一般的にはキッチンの天板から+20cm~25cm(床から105cm~110cm)が黄金律と言われています。
これより低いと手元が見えてしまい、高いと圧迫感が出ます。
我が家はこの高さを活用し、壁の厚みを利用した「手元ニッチ(スパイスラック)」を作りました。
塩、砂糖、よく使うお玉などを、壁の凹みに収納するんです。
天板の上がスッキリ片付き、かつ料理中は1秒で手に取れる。
フラットキッチンでは絶対にできない、高機能な「コックピット」が作れるのもカウンター壁の特権です。
理由③:水はね・油はねガードとしての実力
最近の強力なIHやガスコンロでも、炒め物をすれば微細な油が前方1.5メートルは飛び散ります。
フルフラットだと、その油はダイニングテーブルやフローリングまで届き、床がベタベタに……。
カウンター壁は、最強の「防波堤」です。
クロスの壁なら油汚れに強いものを選んだり、タカラの「ホーローキッチンパネル」を貼ったりすれば、ひと拭きで掃除完了。
床まで這いつくばって拭き掃除をする手間を思えば、この壁は「時短の恩人」なのです。
3. デザインが古い? ならば「リフォーム」ではなく「デコ」でいい!
「でも、あのツルツルした茶色の板が、どうしても実家のキッチンっぽくて嫌」という方。
撤去という破壊行為の前に、以下のDIYを試してみてください。わずか数千円で見違えます。
- リメイクシートの魔法:100均やニトリの「大理石調シート」をカウンター板に貼るだけで、一気に高級ホテルのような雰囲気に。
- タイルシールの活用:壁部分にモザイクタイルシールを貼れば、カフェのようなおしゃれカウンターに早変わり。
- 塗装でマットに:つや消しのグレーやホワイトでDIY塗装するだけで、「昭和感」は霧散します。
4. よくある質問:カウンターに椅子を置いて食事がしたい!
Q:憧れのバーカウンターのように、ここで食事ができますか?
A:正直に言います。9割の家で、最初は座るけれど、1ヶ月後には「物置き」になります(笑)。
特に既存のカウンター(奥行き20~30cm)では、膝が入らず食事がしにくいです。
もし食事に使いたいなら、リフォームで奥行き45cm以上を確保し、専用のハイスツールを準備しましょう。
そうでなければ、潔く「おしゃれな物置き・ディスプレイスペース」と割り切るのが、後悔しないコツです。
まとめ:迷ったら「とりあえず、残して住んでみる」
撤去は、住み始めてからでも後付けの工事でいつでもできます。
でも、一度壊してしまった「壁」を、やっぱり生活感が気になるからと元に戻すには、撤去の3倍以上の費用がかかります。
おしゃれさよりも実用性。
毎日戦場のように忙しい主婦の皆さん、カウンターという「防波堤」を手放さないでください。
その壁が、あなたの心の平安を守ってくれるはずですよ!